■ -「アメリカの学校を卒業するのは簡単なの?-
留学関係の本に「アメリカの大学に入るのは簡単だが出るのが難しい」と書いてある記事を読んだ事がありますが、アメリカの大学を卒業した留学経験者として、その記事の内容に疑問を感じます。個人差はあると思いますが「アメリカの大学は留学生に対しては入学するのも難しいし、卒業するのも難しい」というのが正直な感想です。留学生には全ての学校がMost
Competitiveに該当します。これは専門留学であろうと語学留学も変わりがありません。
決してこれから留学をしようと考えている皆さんを脅かす訳ではありませんが、多くの留学関係の記事を見る限り留学に関するPositiveな内容しか見ることができません。NILSとしてはアメリカ留学に関するNegativeな内容もお伝えしていこうと考えています。何故なら留学は決して楽な事ではありません。文化も言葉も生活習慣も違う世界へ長期間暮らすわけですから、出来るだけ多くの情報を知っておいたほうが留学を満喫できると考えているからです。
アメリカ国内には3500校以上の大学があり、その中から自分にベストな学校を選び出すのは容易な事ではありません。留学生にとっては国は違う、大学の実態も分からない、自分の希望する学部がどこの大学にあるのかを知るだけでも大変な事です。
しかし、見方を変えれば3500校もあるのだから、その中に自分に最適な学校が必ずあると思ってください。日本でも有名な大学だからとか、日本人留学生が多くいて留学生へのサポートがしっかりしてそうだからなどという安易な考えは留学失敗への第一歩です。
■ -学校を選ぶには-
- 専攻や学校の所在地が留学の目標を達成させることに適しているかを慎重に考慮する。
- 日本の大学、専門学校への進学相談は高校の先生や家族との話し合いで決めていく事が可能ですが、アメリカの大学に進学を考えている人にはアメリカの教育システムに精通している人とのカウンセリングが必要不可欠。
- 費用はとにかく安く、とか、安い費用でできるだけ長く、とか、・・・。費用的には東部よりも中西部・南部のほうが安いし、物価の面から見れば都会より田舎のほうが安くすみます。でも、アメリカで良い大学といわれるところはコストもかかるのを忘れずに。
- 留学先を州立、私立のどちらに重点をおいているのか?
- ロケーション(都会の中心、郊外型、田舎等)
- 滞在方法(寮、ホームステイ、アパート等)留学生の場合、寮かホームステイかアパートというのが一般的です。はじめからアパートを選んでも、慣れないうちは買い物も要領がわからず、結局は寮生活のほうが安くつくこともあります。また、友人を作る、という点でも、寮に入っていれば、ルームメイトをはじめ同世代の友人と知り合う機会が多く持てます。半年から一年経って生活に慣れ、様子がわかった所で、アパートを借りたり、気の合う仲間とアパートをシェアする、ということもできるので、あせらず寮生活から始めてみるのもいいでしょう。
- 年間の総費用を幾らぐらいを想定しているのか?
- 環境を重視するというのも大切です。
いちど留学すれば、そこが生活の場となるわけですから。日本に分校のある某大学の母校は、街の中で一番治安の悪い場所にあるということを日本の学校に通っている生徒さん達は知らずに、母校にトランスファーしてからショックを受ける人が多くいます。キャンパス内はセキュリティー上、問題はありませんが、一歩外へ出ると........
ちなみに何でそんな環境の悪い場所にキャンパスがあるのかを、街に長く住んでいるアメリカ人に聞いた所、その学校が出来たころは大学の周りが街一番の華やかな場所だったそうですが、時の流れとともにキャンパスの周りの環境がどんどん悪くなってしまったそうです。
■ -学期制度-
- セメスタ−制(2学期制)
秋学期:9月〜12月、春学期:1月〜5月 +夏期:5月〜8月
- トライメスタ−制(3学期制)
秋学期:9月〜12月、春学期:1月〜4月 +夏期:5月〜8月
- クォ−タ−制(4学期制)
秋学期:9月〜11月、冬学期:12月〜2月 春学期:3月〜5月+夏期:6月〜8月
■ -2年制大学には公立と私立があります-
- Community College(公立):その地域の税金によって運営されており、費用は私立に比べると安いのが特徴ですが、留学生に対しては学費は地域外の者用のものが適用されます。寮を持っている学校が比較的少なく、地元地域外からCommunity
Collegeに来る学生に対する配慮が欠けています。基本的にCommunity
Collegeの学生の対象は地域に在住する人々であるということを覚えておいてください。学生の平均年齢も社会人を対象にしているコースが多く、20歳以上の人々が多く見受けられます。奨学金の対象はアメリカ人の地元の生徒のみを対象にしているケースが多いです。
- Junior College(私立):寮の施設が整っており、小規模な学校が多いので、個人指導が受けられやすい。費用は最初から4年制私立大学へ行くよりも経済的な場合が多いです。奨学金もCommunity
Collegeと違い成績優秀な学生に対してはアメリカ人・外国人を差別せずに給付される可能性が高いのも特長です。
■ -4年制大学には州立(市立)と私立があります-
- State (City) University:各州が援助している大学です。(New
York Cityが援助している市立大学もあります)留学生は州外の費用が適応されます。州立大学は一般的に規模が大きく、学生数が数千人から数万人というのが平均です。それだけ出会いの可能性も多くなりますが、小規模なカレッジのようにパーソナルで親密な雰囲気は期待できないし、教授に覚えてもらうためにはとても一生懸命勉強しなければならないでしょう。カリキュラムがバラエティーに富み、一つの科目を数人の教授が様々な時間に教えている場合もあり、授業の組み合わせが小規模校に比べ豊富に選べます。
一つの大学が町のようになり生活に便利という声も聞きます。小規模校と比較して留学生、アメリカ人を問わずレジストレイション(科目登録)には時間がかかります。
- Private:私立大学は一般的に規模が小さく、クラスも小人数を重視するというのが長所です。問題点としては、費用の面で州立大学よりも高くつくケースが多いのと、カリキュラムが限られたり、一つのクラスを1人の教授しか教えていないというケースがあります。大学の格差問題は日本の場合、東大を頂点としたかなりはっきりとしたピラミッド型になっているが、アメリカではハーバードやMITも「エリート校の一つ」で、地方の小さなカレッジにも「知られざるエリート校」がいくつもあります。授業料が高い反面、奨学金も州立大学と異なり成績優秀者にはアメリカ人・外国人の区別なく受給される可能性が高い。
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