| 買い物客からみれば日本の消費税と大差ないが、税のしくみ、運用などが全くことなるのがアメリカのセールスタックス(小売売上税)。 セールスタックスは買い物客などへの最終小売り段階だけに課税される。 すべての商品・サービス取引にかかる付価値税方式の消費税に比べ基本的な税の仕組みは極めて簡素だ。
が、これはうわべだけ。 実際は「世界でも例のないほど複雑怪奇。すべて把握できる専門家はほとんどいない(米税務関係者)というほどだ。
セールスタックスは州ごとの地方税。 州単位で税率が異なる。 しかも州の下のカウンティーや市で独自に上乗せするので、州内で隣町と税率が異なるのは珍しくない。
ニューハンプシャー、デラウェア、モンタナ、オレゴン、アラスカの5州にはこの税金がない。
1999年ニューヨーク市は「衣料品と靴」について110ドル未満の商品の免除を始めた。 隣のニュージャージ州は衣料・靴が無税。 ニューヨーク市では州の4%プラス市の4.25%の8.25%も課税されたから客足が遠のいたのも当たり前。 マンハッタンの有名デパートなどが音を上げた。決断したのがジュリアーニ前市長。「タックス戦争」だった。
ワシントンD.C.近郊のメリーランド州は食料品が非課税で、隣のバージニア州からの買い物客も多い。
大半は州税収の約40%をセールスタックスに依存しているという。それだけに客をとられると元も子もないというのが各州の本音。 クリスマスなど「タックスホリデー」と称して税免除の”特別セール”を展開する州もある。州、小売店、消費者三つどもえの知恵比べの戦いは続く!
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